傷口に塩

2004年10月22日
今日は時代祭り。

昨夜彼に電話してしまった。
「メールも電話もしていいよ」
と別れるときに、彼は言っていた。
その言葉に甘えてしまった。

近々彼のご家族が京都に来ると聞いていた。
イベントに詳しくない彼は、時代祭りも知らないかも。
教えてあげなきゃ
という分かるようなわからない理由の電話。

2回かけて、つながらなくて、悲しくなった。
すると家電のベルが鳴った。
彼からだった。
久しぶりに聞く声。
以前とかわらない口調。
一瞬時が戻ったのかと思った。
それは私の願望。。。

時代祭りの話をした。
彼のご家族が来るのは、今週末じゃなかったみたい。
多大なる勘違い。
用件を話し終わっても、
電話を切ることが出来なかった。
彼が研究室に到着するまで、
物理的に切るきっかけが与えられるまで、
私は電話が切れなかった。。。

電話を切ったあと、大きな大きな喪失感に包まれた。
こんなに近いのに
こんなに変わらないのに
赤い糸は切れてしまっている。
「元気?」
という質問に
「元気だよ」
っていう言葉が返ってきた。

彼も傷ついているかもしれない。
大丈夫かなぁ?
私が勝手に考えたことは
言葉としては否定されてしまった。
「元気だよ」という言葉に隠されている彼の気持ちは
全く読めないけれど。

電話をした。
少しずつ冷凍しかけていた気持ちが
解凍されてしまった。
私は、もう一度この気持ちと向き合わなきゃ。
苦しいよ。

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